ご挨拶

野球の魅力を子供たちに伝えたい


日頃より当連盟に多大なご支援、ご協力を頂き心より感謝申し上げます。
さて、本年は年明けから全国各地で山林火災が相次ぎ、多くの被害が報告されています。被災された地域の方々に心よりお見舞い申し上げます。

昨年は野球界において、大谷翔平選手が『50‐50』を達成するという、メジャーリーグの歴史においても前人未到の快挙を成し遂げ、さらにワールドシリーズ制覇という偉業を達成しました。今や大谷選手は野球界のみならず、社会現象や時代の象徴ともいえる存在となっています。特に子供たちへ向けた「野球しようぜ!」というメッセージと共に、全国の小学校にグローブが贈られました。この度当連盟では新宿区内の各小学校のご協力を得て、そのグローブを使用した「大谷グローブDAY」を開催し、野球初心者の子供たちにその楽しさを伝える取り組みを行いました。

本稿執筆時点では3月にその「大谷グローブDAY」を実施し、直後に東京ドームで行われたメジャー開幕シリーズでは、大谷選手が凱旋登場し、期待に応えて見事ホームランを放つ姿に感激しました。
おかげさまで、当連盟は設立47年目を迎え、現在中学部4団体、小学部15団体、約500名の選手が活動しています。役員一同、大谷選手のメッセージに力を得て、子供たちに野球の魅力を伝えるべく努力を続けてまいります。

一方、本年は21世紀の四半世紀を迎える節目の年でもあります。昭和で言えば100年、戦後80年にあたる2025年、世界には未だ戦禍に苦しむ人々がいる現状に胸を痛めつつ、合わせて平和の中で野球を楽しめる幸せを子供たちに伝えていきたいものです。

また、日本において野球は季節の風物詩として定着し、広く親しまれる文化となっています。今年も春の訪れとともに野球シーズンが開幕しました。大会運営では安全対策を徹底し、礼儀や思いやりの心を育て、「健康作り、友達作り、思い出作り」に寄与できるよう努めてまいります。役員一同、子供たちの成長を支える環境づくりに一層邁進いたします。
関係者の皆様には、今後とも変わらぬご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
新宿区少年軟式野球連盟 理事長 木下共実