ご挨拶

理事長  木下共実


 野球の魅力を子供たちに伝えたい

 日頃より当連盟に多大なご支援、ご協力を頂き心よりお礼申し上げます。
 さて、今年は元旦早々に能登半島地震の発生により現地では大きな被害に見舞われました。この災害により犠牲になられた方のご冥福を心よりお祈りし、被災された方へは心よりお見舞い申し上げます。
 昨年は第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表が世界一に輝き、その熱気で幕開けした野球シーズンでしたが、その中心にいた大谷選手が最後まで話題をさらった1年でした。今や大谷選手の存在は球史の頂点にあると言っても過言ではなく、憧れるのは止められそうにありませんね。
 また昨年は、3年余り続いた新型コロナウイルスにより一変した日常生活の回復、更に新たな日常への工夫に努めた1年でした。当連盟の活動も感染防止対策を継続し、全ての主催大会を無事に実施することができました。特に秋季大会では4年ぶりに全チームが出揃っての開会式が行われ、感無量の想いを致しました。ご協力頂いた皆様ありがとうございました。
 今年は、パリオリンピック・パラリンピックの開催も控え、日本代表選手の活躍に期待も膨らみますが、一方世界ではまだ多くの人々が戦禍の苦しみの中に置かれていることに心が痛みます。私たちはコロナ禍に晒されて以来、あたりまえの有難さをあらためて知ることになりましたが、平和の中で野球ができる感謝の気持ちを子供たちに伝えていきたいものです。
 当連盟もお陰様で46年目を迎えます。現在、中学部4団体、小学部15団体が加盟し、約500名の選手たちが活躍していますが、その人数は少子化の影響もあり、久しく減少が続いています。
 しかしながら日本には野球が季節の風物詩となり、生活に根付いた文化があります。今まさに野球場に声援と子供たちの活気ある掛け声を聞き、春の訪れを感じます。
 今年も安全対策を講じながら大会の運営に努めてまいります。さらに野球の魅力を子供たちに伝え、礼儀と思いやりの心を育て、「健康作り、友達作り、思い出作り」という子供たちの成長に関われるよう、役員一同で環境創りに取り組んでまいります。

 各関係各位の皆様、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

木下共実